2023-07-17 カクテル 詩 「カクテル」 夜の街にゆらゆら揺れる憧れみたいな色の夢 優しい音に囲まれて彷徨ったままで居たい生温い風に誘われて時間を忘れてみたい 刹那の波にきらきら消える祈りみたいな僕の歌
2023-07-08 まほうのうた 詩 「まほうのうた」 まほうのうたを忘れないように光の途絶えた森の奥君が笑顔を忘れないようにまほうのうたを口ずさむ 音にゆらめく色彩を闇にきらめく感傷を奇跡みたいな一瞬は触れるだけで花開くから まほうのうたが届きますように扉を閉ざした部屋の中君の笑顔を忘れないようにまほうのうたを繰り返す
2022-08-13 ゆめいろ 詩 「ゆめいろ」夢が咲いたら星が舞ったら眩い花が煌めくなら炭酸が弾ける度に色が移ろい変わっては魔法みたいに綺麗に見えた君の笑顔が焼き付いて夜に落ちたら音が満ちたら藍色が君を照らすなら熱に揺れたら風に溶けたら夏の余韻に溺れたら
2022-06-27 一片 詩 「一片」上手く足が着かないんだ季節が混ざって迷い込んだ感情の名前が見つからなくてどうして雨は降り続いて千切った紙が風に散るように空中分解していく言葉ほんの揺らぎにまた崩れ出して何処にも辿り着けなくて