2012-01-01から1年間の記事一覧

ハツヒノ

冷たい夜の魔法にかかる 風で空気を歪ませても 背中の後ろで縫い合わされて 黒を留めている予感吐息は形どおりに 白い光を淡く放ち 寒空に固められた 逃げ出せない星が満ちる気まぐれな夜行人のためだけに 街灯が道を照らすのならば なんて贅沢な散歩なのだ…

ひびわれ

嫌いだった日曜日は 左手から夕日に染まって 曖昧に昨日の紺色にさよなら ささくれ立った日々を止めて 会いたいの日々別れ、また出会って 変わらない君に触れる安堵ひび割れた僕の心 血の流れたような自己嫌悪 それすら許された気がしてる ○●○●○こんにちは△…

かたおもい

君が ばったり同じ電車に乗って ぐっすり僕は爆睡中で うっかり電車の慣性力で どっさりリュックが肩を滑って柔らかな声と 荷物がゆっくり降ってきて ぱっちり僕は夢から覚めて にっこりと君は微笑んだ僕から あっさりリュックとハートを奪って ぴったり僕の…

やっぱり分からないや だから本閉じて苦笑った 目眩はいつまでぐるぐるで 僕はいつから独りぼっちで僕の生きる世界なんて 線路に沿って細長で 駅の裏側の世界なんて 迷子になって散り散りでやっぱり分かりたくないや 方向音痴の出不精を 世界の広さで希釈し…

生きていたり死んでいたり

久しぶりにただのにっきーです。 △ゆっきーです。何年かぶりに 39度の熱を出してぶっ倒れてました(^^;人間こんなに眠れるんだなーとか思うくらい ひたすら眠り続けていました・・・ おはようございます(笑)色々課題の締め切りとかあったんですが 期…

透明傘

雨から逃げて 巡り会った君のこと傘が壊れて 途方に暮れた君のことどんな言葉で包んでも 冷たい雫が心湿らすから早く傘を買わなくちゃ、 君が運命を嘆いてしまう前に透明な傘に包まれて 泣きながら笑ってみせて ○●○●○●○ 台風凄かったですね・・・ △ゆっきー…

コトバカリ

望みすぎ、 上手くいかないことばかり 君の居ない夜にうなされて昨日の君の言葉量り 僕の軽さに愕然として言葉ばかりじゃ 上手くいかないことばかり僕は君の言葉借り その深さに溺れてみる僕は君のことばかり、 ○●○●○●○ みなさん 中間テスト頑張ってますかー…

1+1

1+1の答を探して 僕らは随分長い遠回りをしてる1+1=たんぼの田、とか 1+1=3−1、なんてさ君はもっと単純な答を望むけど 僕はもう答なんて要らないの1+1=1+1、のまんま 同じ未来を向いて ずっと隣で生きていたい ○●○●○●○ お久しぶりです △…

春の水色

傘を発明した人は 雨を隠すことは叶っても 涙を隠すことは諦めた冬が終わる 冬が終わる 乾いた言の葉が 泣くことを思い出すもう待つのは 終わりにしよう きっと出会わなくたって 未来は時間通りに巡る緩んでしまったら とめどなく霞んでゆくと 分かっていた…

冷めた紙飛行機

白の折り紙 冷めた紙飛行機 とんで行かない かえって来ない ○●○●○●○ こんにちは△ゆっきーです。 下書き状態で放置されてた記事を 発掘したので更新です(笑)このメモは 曲も自作なんですが、歌詞もないし 気持ち的には詩メインなので 詩カテゴリに入れときま…

囲い

ペットボトルの水面 キラキラ 香らない遠い海 キラキラ狭い部屋の中 少し空気を押し上げて絵本のような日々 かさかさ ため息をつけば さらさら風を起こして 揺らぎに気付けば僕は囲いの中にいる ○●○●○●○ 自動車免許合宿してます △ゆっきーです。 路上怖いで…

ココロノヒトミ

君のこと ずっと見つめていたくて 開いたままの瞳は からからに乾いてしまってそうしたら 君が泣き出したから つられて僕の瞳も うるうると溶けてしまって流れた雫は 透明に固めて 君に渡すよ透明なレンズを覗いて 僕の分まで遠くを見つめて 僕の分まで笑っ…

白い雪 舞って ちらちら ちらちら 私の心のほてりを冷ました消えてった遠い春 もう その響きも残らないから 余計に後ろを振り返ってしまう 小さな私が取り残される白い風 舞って はらはら はらはら 私の未来を真白に包んだ誰かが育てた雪だるま あったかく微…

過去かっこ

久しぶりに君のことを 思い出したんだ(あの頃君は優しさの原石のようで)光り輝くイルミネーション 遠くに残したカメラのフラッシュ(あの日君は虹色の始まりのようで)色褪せて、色を薄めて 強いままに 思い出してしまわぬよう(あの君を括弧に閉じ込めた) 久し…