2023-07-08 まほうのうた 詩 「まほうのうた」 まほうのうたを忘れないように光の途絶えた森の奥君が笑顔を忘れないようにまほうのうたを口ずさむ 音にゆらめく色彩を闇にきらめく感傷を奇跡みたいな一瞬は触れるだけで花開くから まほうのうたが届きますように扉を閉ざした部屋の中君の笑顔を忘れないようにまほうのうたを繰り返す
2022-08-13 ゆめいろ 詩 「ゆめいろ」夢が咲いたら星が舞ったら眩い花が煌めくなら炭酸が弾ける度に色が移ろい変わっては魔法みたいに綺麗に見えた君の笑顔が焼き付いて夜に落ちたら音が満ちたら藍色が君を照らすなら熱に揺れたら風に溶けたら夏の余韻に溺れたら
2022-06-27 一片 詩 「一片」上手く足が着かないんだ季節が混ざって迷い込んだ感情の名前が見つからなくてどうして雨は降り続いて千切った紙が風に散るように空中分解していく言葉ほんの揺らぎにまた崩れ出して何処にも辿り着けなくて
2022-06-14 空想恋慕 詩 「空想恋慕」お洋服のフリルもトートバッグの花柄も胸が高鳴るメロディも今日の私のラッキーカラーも紅茶に溶かすお砂糖も手帳に並べる約束も大好きなあなたの笑顔も多すぎることはないから空想で埋めた日々は流れて理想ばかりを募らせて変わりばえしない今日を過ごして居心地の良さに安堵してきっと会えたらそれだけでいいきっと会えたら理由もいらない大好きの気持ちばかり溢れてあなたを困らせてしまいそうだ○●○●○こんにちは△ゆっきーです。2年前に書いた詩を発掘したので載せてみます。なんで当時載せてないのか覚えてないんですが……こんなご時世になってもう2年なんだなあってしみじみしてます。それでは。