オルゴール、リピート・アフター・ミー

ほこりをかぶった
オルゴール付きの小物入れ

もう 音は鳴らないけれど

リピート・アフター・ミー 過去を繰り返す
リピート・アフター・ミー 僕を繰り返す


オルゴールの中
からっぽの部屋には
どんな物が出入りしていたのか

大切にしていたことは
ちゃんと覚えてるよ

リピート・アフター・ミー 僕の話を聞いて
リピート・アフター・ミー 君の歌を聞かせて

もう 中には何もないけれど


からっぽのオルゴールから
溢れ出した歌が
心の隙間を埋めていく

リピート・アフター・ミー 君の言うとおり
リピート・アフター・ミー 僕は幸せだよ

もう メロディーも思い出せないけれど


リピート・アフター・ミー 僕の話を聞いて
リピート・アフター・ミー もう一度思い出そうか






○●○●○●○

今日は涼しかったので
片付け再開しました(^^)v

そしたらオルゴールが出て来まして。
何でからっぽのオルゴールが
出て来るのかって話ですけど(笑)

詩のほうではキレイにまとめましたけど
実はまだ片付け終わってませんf^_^;

今回はずっと手を付けてなかった所までやってるので
出て来ちゃいけない物まで出て来たり(笑)


あっ、たまには詩の解説でもしましょうか(・ω・)

まずタイトルのリピート・アフター・ミーっていうのは、
まあ分かると思うんですけど
「私が言ったことを繰り返して」って意味です。
オルゴールって同じメロディーを
繰り返すよね、ってことを表してます。

それで、それは思い出にも当てはまるなって思いまして。
思い出も、何度でも繰り返し
思い出すことが出来るじゃないですか。
なので、オルゴールは
思い出の象徴になっています。

さらに、思い出を思い出すってことは
過去の自分との対話とも言えますよね。
だから「リピート・アフター・ミー」、
つまり過去の自分の言ったことや経験したことを
今の自分が繰り返しているんです。

この詩の主人公は
なんとなく現実に寂しさを感じていて、
心に隙間があるように感じています。
でも、楽しい思い出を繰り返し思い出すことで
自分がやっぱり幸せだと気づきます。


人間は思い出を
何度でも繰り返し思い出すことができます。

だから、たとえ「今」が自分にとって
楽しくないものであっても、
楽しい思い出があるなら
そんな思い出のカケラに囲まれているなら
人間はきっと幸せなんだと思います。

私は今回オルゴールでしたが、
懐かしい音楽とか、春の花の香りとか、
思い出のカケラって日常に満ち溢れています。

だから人間は幸せな生き物です。
って言いたかった。
そんな詩です。


・・・長々とお付き合いありがとうございますm(__)m
伝わったでしょうか・・・