紙吹雪

「紙吹雪」

何かになれそうな期待とか
何かを失う不安とか
図々しい感情を纏っては
無理に手を伸ばしてしまうんだ

ちっぽけな僕じゃ届かなくて
思ったより距離は果てなくて
勘違いを重ねた世迷言が
もしもエールになったのなら

きっと僕の存在は
君の人生に降る紙吹雪だ
重なった道で君の今を
鮮やかに祝福して消えてゆくんだ

ちょっと派手に散らしただけさ
だから前が霞んで見えるんだ
いつだって君の目の前は
輝かしい未来の光が照らしてるんだ